はじめに〜大阪の通信制高校としての本校の役割〜




 本校は大阪私学104校中の1校で、地域に根ざす『狭域性』の高校です。広域通信制高校にしばしば見受けられる技能連携施設や民間サポート校、サテライト教室等の付帯施設は持たず当校地において、対面授業を重視した教育活動を行っています。また、高等学校の正規課程をまるで『作業』のような学習で終わらせる学校実態とも一線を画します。
 本校の開校目的は、通信制高校そのものの設置にはなく、柔軟なこの制度を大いに活用し、多様性が花開く、『時代に合った高校』を作ることにありました。様々な環境や予期せぬ状況変化の中でも、『学習』を大切に考えている生徒たち、あるいは『新たな高校生活』に踏み出したいと悩んでいる生徒たち、これらの生徒たち一人ひとりの心に寄り添い、ともに歩み、意義深い『高校生活』を送らせようと考えています。
 登校実態の少ない雛形的な通信制高校とは異なり、授業週数は全日制同様の年間36週。授業の充実だけでなく、生徒たちの学校生活全般を充実させるためです。(ただし、登校に不安のある生徒に対する出席基準や学校活動等は十分に配慮されます。)
 『通信部(午前3日登校標準・4コース)』と『通学部(全日型登校5日制/3日制など・習熟度別6コースの多部制度を設け、また年間3回、本人の希望によってコース変更を認めます。
高等学校に通級する生徒たちの中で支援を要する生徒については、すべての高等学校に努力義務が求められている今日、本校は外部には依頼せず、スクールカウンセラー資格を有する職員を配置しています。現在、『起立性調節障がい』の症状に悩む生徒が全体の8%を占めていますが、本人の希望にかなう時間割の作成や登校日数の選択によって、無理なく学習生活と学校生活を前進させることができています。
 15年を経た今、天王寺学館高等学校は誠実で優しく、社会規範を遵守して、相手の立場や考え方を尊重できる良き生徒たちに恵まれ、学校運営ができていることを何より幸せに思っています。生徒たちは、最終的には、一つひとつ日々試されていく『自立』の経験を積み上げ、一人ひとりがその自立を果たして行くこと、そこに立ち会うことが、当校を設置した原点であることをお伝えしておきたいと思います。
 「あなたはあなたであれば良い。」、マザー・テレサの言葉です。『標準的』や『平均値以上』を求められやすい社会にあって、たとえば自らが興味を持ったことを追求していくことも、とても価値があるものだと私たちは考えます。学びには『喜び』があったはずです。
 個性が豊かな社会を築いていくように、この学校現場の中で、それぞれの個性を大切に育てていきたいと考えています。

 本校の理念を簡単にご紹介致しましたが、より正しくご理解いただくために、各ページに入る前に、概要(学校概要、美術教育コース概要)をご覧になっていただきたいと思います。


学校概要
「天学」で始まる!新しい高校生活
美術教育コース
Tengaku Art Course





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